小児のタミフル服用の安全性

一時期タミフルによる幼児の異常行動のリスクがマスコミによって批判されました。
実際に不幸な事故があったため、その報道自体は市民によって必要なものでした。
しかし、論理的かつ科学的な報道が殆どされず、異常行動の原因は全てタミフルにある、そういった決め付け先行の記事や意見ばかりがメディアで繰り返し報じられました。
その結果として大衆の間において、タミフルイコール危険や医薬品、という認識が根付きました。

保護者やマスコミからの酷いバッシングを受け、医薬品の提供をとりやめる動きが相次いだのです。
医師の目からみれば原因は医薬品にあるのではなく、インフルエンザによる症状の一種だと判別出来たのですが、マスコミによる圧力は激しく、科学的な論証や意見をいくら現場の専門医が説明しても、当時の大衆や記者には理解されませんでした。

その後、様々な専門家の検証の結果、タミフルの安全性が証明され、
今ではごく一般的なインフルエンザ治療法として再び採用されています。
異常行動の原因は、高熱による幻覚症状だと大筋の原因が特定され、
小児が服用する際は、保護者が看病出来る環境を取る事で、リスクマネジメント出来ます。
タミフルによって幼児が転落した、粗暴な性格になった、自宅で暴れだした等、
そういった異常行動は服用による副作用ではなく、ありていに言えば幼児個人の問題となります。

タミフルと落下事故をさも明確な因果関係があるかのようにマスコミは報じました
が、それに対する否定的な見方が今日の主流です。
いわゆる普通の幼児が適量を守り、親の保護のもと、服用すれば何ら問題は発生しません。
幼児はインフルエンザを撃退する免疫力が弱く、熱に浮かされる時間が長いです。
激しく布団の中でウイルスに抵抗する様子を見て一部の保護者が、
異常な行動だ、と錯覚しますが、それこそタミフルの効き目であり、インフルエンザを改善する過程でどうしても生じる行動になります。